2014年9月25日木曜日

てんびん座で新月を迎えました!

【てんびん座の新月とてんびん座の物語】

24日15時14分てんびん座で新月を迎えます。
そして、4月から逆行していた冥王星が
順行に戻ります。

今夜はてんびん座の物語と
今回の新月についてお話します。

てんびん座は、人間関係や愛、平和の実現に
必要なものを教えてくれます。

てんびん座というと「秤(はかり)」が
シンボルマークであることは
知っている方も多いかと思います。

あの秤は、正義の女神アストレイアが
持つ秤とされて
人があの世へ旅立つとき、
この世で犯した罪・・魂を測るためのはかり
争いが起こったときの善悪を測るはかりとも
言われています。

はるか古
神々と人間がともに暮らしていた
黄金の時代がありました。

世界は、美しさにあふれ、穀物は豊かに実り
人々は、平和でした。

そして、神々の”政権交代”により
全能の神ゼウスの時代、
銀の時代がやってきます。

人々の間には、強いものと弱いものが生まれ
争いが生まれました。
神々は人間に愛想をつかして
次々と天に帰りますが
アストレイアは平和を取り戻そうと
正義を語り、人々に働きかけました。

やがて、銅の時代、鉄の時代へいくと
人々は憎しみあい、殺しあうようになります。
最後まで平和のために
残っていたアストレイアですが
あきらめて天へ帰ったのです。

そのとき、アストレイアが手放した秤が
てんびん座になったと言われています。

え?!
なんだ結局帰っちゃったの??
と思わないでくださいね。

アストレイアは、断腸の想いだったに違いありません。

天秤を手放すこと。

この物語は、
争いは、正義や善悪では
ジャッジできないことを
教えてくれています。

それぞれの正義があり
それぞれの正しさがあり
それをジャッジしようとすると
争いは終わりません。

どちらかがあがれば
どちらかがさがります。

そして、最終的には
その天秤を手放すことこそが
真理であることを
物語っているのがこの物語。

天秤は
要らなかったわけじゃない。

天秤があったことに
わたしたちのプロセスがあります。

アストレイアの天秤は
平和や愛、美、さまざまな人間関係
は”バランス(調和)”の中にあることを
教えてくれています。

陰陽のマークのように。

そして、今わたしたちは
ひとつの天秤を手放す段階に。

冥王星の逆行が終了し
迎えるてんびん座の新月は

まさにアストレイアが
天秤を手放し天へ行ったような
自己との”和解”なのかもしれません。

そして、自己との和解、調和は
対峙する人(パートナー)との調和を
もたらします。

自分をまるごと愛するとき
わたしたちは対峙する人を丸ごと愛し
そして、愛され愛し合うサイクルへ。

愛の道ひらく
秋分とてんびん座の新月。


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